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引退するネコパンチ。江田照男騎手の記憶に残るレース

インターネットでスポーツニュースを見ていたら、
ふとネコパンチが引退するというニュースを見つけました。私はネコパンチと聞くと、
いつも大逃げをするイメージがあるのですが、2012年の日経賞(G2)で
見事に逃げ切りを果たしたというレースがとても印象的な馬です。

この日経賞では、ウインバリアシオンやルーラーシップといった
G1でも好走した実績があって人気となるようなとても強い馬達が上位人気に
支持される中、ネコパンチは12番人気とかなり人気薄でした。
他にも4番人気には、先日のマイルチャンピオンシップで武豊騎手がG1での
100勝を挙げたときの馬としても有名なトーセンラーも出走していました。

そのような強豪がひしめき合う中で、江田照男騎手の騎乗したネコパンチは
いつものように大逃げを試みました。グレードレースでは、なかなか
勝てず少し厳しいところもあって、早ければ3コーナーから4コーナー付近で
後続の馬たちにつかまってしまうことが多いのですが、このときは
全くそのような気配がなく、最後も2着のウインバリアシオンに3馬身半の差をつける勝利で
大金星を挙げました。この時の単勝は16,710円
という高配当でしたので、多くの競馬ファンの記憶に残っているレースだったのではないかと思います。

この日経賞でのネコパンチの大逃げは、江田騎手の大穴レースをいくつか取り上げた、
あるテレビ番組でも放送されていました。このテレビ番組は、
本来競馬関連の番組ではないので、面白い馬名であることも伴って、
競馬ファンではなくても知っているという人が多いかもしれません。

日経賞より後のレースでは、同じように逃げてもなかなか勝つことはできず、
結果は二桁着順に終わることばかりでした。ネコパンチにとって最後の
レースとなった先日の福島記念(G3)においても、
11番人気の中やはり逃げていきましたが、最後は16着という結果に終わりました。

もう7歳になっていたようですが、
今後は東京競馬場で乗馬に転身するということのようです。
よく見ている競馬関連の掲示板にも「お疲れさま」
という多くの声が書き込まれていましたが、
いろいろな競馬ファンに愛される人気のある馬だったのだと思います。

なかなかネコパンチのようなインパクトのある馬名で、
豪快に逃げていく馬というのは少ないような気がするので、少し寂しく思います。これからは
乗馬の方でも元気に過ごしてくれることを願っています。